- 2022.10.28
株式会社justInCaseは、2022年7月27日のお知らせの通り、関東財務局へ業務改善計画を提出いたしました。計画に従い、経営管理態勢の改善、保険引受リスク管理態勢および商品開発に係る内部管理態勢の改善策を実施しておりますが、2022年9月末時点までの進捗概要をご報告いたします。
なお、7月に提出した業務改善計画の内容につきましては、こちらでご覧いただけます。
https://news.justincase.jp/news/20220727/
1.経営管理態勢の改善
1-1.取締役会におけるリスクの取り扱い方法の決定
当社提供商品の保障のリスクの質や量に係る指針の明確化、また代表取締役および業務執行取締役のリスクの指針の範囲内での業務の執行を目的として、2022年8月29日に当社基本方針に当社提供商品の保障のリスクの質や量に係る指針の明確化(リスクアペタイト)の項目を策定いたしました。
なお、会社全体のリスクリターンと業務執行の関連性、及びリスクを適切な水準に抑えその範囲内での業務執行の担保について、実行の具体性の記述について改修の余地があることから、10月以降もリスクの質や量に係る指針(リスクアペタイト)の内容および関連した規程等の改善を継続検討しております。
1-2.取締役会と取締役の役割の明確化
取締役会規程の付議事項を見直し、2022年8月29日に改定し同日より適用しています。また、ガバナンスの効いた運用を明確にするため、決議内容に関する議論について議事録等への記録を強化しております。
1-3.社外取締役の強化
2022年8月末に社外取締役が交代となり、保険等の規制にも多く携わり、保険に関する知識を豊富に有する三輪純平氏が新たに着任いたしました※。社外取締役に求める役割(業務の助言の観点ではなく経営の監督の観点)を明文化するため、10月以降に当社基本方針に役割を明記する予定です。
※詳細は着任のニュースリリースをご覧ください
1-4.独立監査部門の充実
監査役の役割の明確化として監査役監査規定を策定し、2022年8月29日より適用しています。なお、より的確な経験を持つ候補者の着任を今後予定しております。
2.保険引受リスク管理態勢および商品開発に係る内部管理態勢の改善
2-1.リスク管理部門の強化
リスク管理委員会の開催頻度を上げて四半期から月次に変更し、また多くの役職員の声が反映されるように参加者の範囲もひろげました。また、2022年9月のリスク管理委員会より社外取締役の参加を必須とし、今後基本方針に明記する社外取締役の経営監督者の視点が議論に必ず入るようにいたします。
2-2.管理規程の見直しと最新化
リスクアペタイトの新設を含む基本方針の見直しを行うとともに、再保険規定の新設と7つ(微細な文言の修正だけの改定の数を除く)の既存規程の改定を2022年8月29日に実施し、同日から適用しています。次項にも関連しますが、更なる経営管理態勢の向上を実現すべく、規程の見直しを継続してまいります。
2-3.役職員への規程に関する理解の徹底
各業務担当のグループ毎に、業務に関連する規程の再確認について、担当の割り振りとスケジュール設定を9月に行いました。2022年10月〜12月にかけて業務実態と規程の乖離の有無の確認や、規程上の具体的な問題点を洗い出し、必要に応じて規程の変更を取締役会に付議していく予定です。
3.責任の所在と処分
役員報酬の自主返上につきまして、2022年8月より実施しております。
当社では、策定した業務改善計画を遂行し、業務の改善とそのプロセスの定着に取り組むことで、お客様からの信頼回復に努めてまいります。今後ともご支援の程、よろしくお願い申し上げます。